!makakom!*hatenablog

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納豆ブツを美味しく食べる方法

納豆ブツって知ってる?食べたことある?
納豆に、マグロの赤身のぶつ切り、いわゆるブツを、ぶっこむだけ。
居酒屋などで出てきたりするかなぁ、な感じの食べもの。
ごはんのおかずにもなるし、酒の肴にもなるアレ。

アレさぁ、美味しいんだけど、作りすぎて食べきれないと、大変なことになるっしょ。
なんか、赤身のマグロを入れたのに、赤身というより、灰色にちかいような色になるの。
食べたことがない人は、知らないかもだけど、そうなるんだよ。
ニオイも急激に劣化した感じになって、食べたく無くなっちゃうの。

なんで、こんなに劣化するのか分からなかった。
それで、先日の夕食に、納豆ブツをまた作ったんだけど、マグロが少しあまってしまって、別の皿によけておいたの。
食卓に並べておいて、同時に食べ始めたのだけど、明らかに納豆ブツのマグロが、劣化してる。
食べ比べてみたら明らかで、いま、さっき作ったばかりの料理なのに、マグロ単体は美味しくて、まぐろブツは美味しくなくなってる、っていう。

そこで、ようやく、ピントきた!
問題は、納豆だったのか、と。
美味しさをアップさせようと思って、納豆とマグロを組み合わせたのだけど、納豆がマグロを劣化させる犯人だった。
そもそも、納豆というのは、大豆に納豆菌をまぜて作っているんだけど、納豆のパックに入れられたくらいでは、納豆菌は死んでないんだわ。
それで、納豆にマグロが投入されると、そのマグロを納豆菌がスゴイ勢いで、タンパク質を分解し始め、その結果としてマグロがべちゃっと美味しくなくなる。
だから、納豆ブツを美味しく食べるには、納豆とブツを別々の皿で用意して、食べる瞬間にご飯にかけるか、口に同時に放り込むか、するしかないんだ。
組み合わせて美味しくなる食べものなのに、どうじに同じ皿に入れたら失敗する料理って、なかなかハードル高いw

ちなみに、この、納豆の「分解する能力」は、食材だけじゃなくて、他のものも分解する。
うちにあったのはコレ↓
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水槽の水を、綺麗に保つために、バクテリアの力をかりる商品がある。
このパッケージの左上に「僕たち納豆菌が働くよ」と書いてあるけど、これは、さっきのまぐろブツを分解する納豆と同じ。
水槽のよごれを、納豆菌が食べて分解するんだよね。
他に、似たような商品では、下水のパイプのつまりを分解するモノもある。
これも、仕組みは同じで、納豆菌がパイプの中の汚れを食べて、分解してくれる。

納豆ブツを食べるときには、目にはよく見えないけどしっかり生きている納豆菌のことを、ちょっと思い出したりする。